珪藻土を使ったナチュラルテイストな家づくり

2017年5月16日

珪藻土の塗り壁

ナチュラルテイストの家は女性を中心に今とても人気で、実際新築される方の多くが希望される

テイストの一つです。

ではナチュラル感のある素敵な雰囲気の家に必要な条件とは、どのようなものでしょうか。

 

「自然素材」を使っていること、または植物などの「グリーン」をインテリアに取り入れていること・・

何となく皆さんもこのようなイメージをお持ちではないでしょうか。

 

インテリアに関しては比較的容易にご自身でも取り入れることができそうですね。

では家づくりに取り入れる「自然素材」とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか。

例えば下のようなものが挙げられます。

  • 壁、天井材・・珪藻土や漆喰などの左官材、板張り材など
  • 床材・・無垢のフローリング材など
  • 化粧材・・無垢の木による梁や柱、窓枠や幅木、廻縁など

壁、天井、床。大きく分けてこの3つの構成で部屋(空間)は作られます。

それらに使用される素材や化粧材が上のような自然素材であることと、

その素材の色味や質感の調整・バランスをとることによってナチュラルな空間をつくることができます。

 

特に壁や床は視界に入り込む面積が広いため、その素材感や配色というものは雰囲気作りのための重要な要素と言えます。例えば壁材を塗り壁仕上げにすると、その独特の質感が無垢のフローリングや植物のグリーンを際立たせてくれます。塗り壁材はナチュラルな空間には欠かせないアイテムの一つといっても良いと思います。ジェニュインでもリビングの壁は珪藻土塗りを標準仕様としていますが、今日はその「珪藻土(ケイソウド)」についてご紹介したいと思います。

ナチュラルな雰囲気作りに欠かせない塗り壁材

珪藻土

珪藻土には次のような特徴があります。

  • 調質機能

    簡単にいうと、壁が呼吸をしてくれる、という感じです。

    湿度が高すぎると湿気を吸ってくれ、乾燥すると湿気を吐き出して、お部屋を快適な湿度にコントロールしてくれます。室内の湿気を吸ってくれるということは、結露の発生を抑制してくれるということ。結露を抑えてくれるということは、カビ・ダニ・ウイルスなどの発生も抑えてくれるという事です。これらの相乗効果により、クロス貼りの室内に比べると格段に快適な室内環境を得ることができます。

  • 断熱・保温効果

    珪藻土は多孔質です。この0.1ミクロンの無数の孔が空気を含んでくれるため、断熱性能や保温効果も高めてくれます。後述しますが、この ”孔” が、珪藻土が高性能であるという理由の全てなのです。

  • 見た目の美しさ

    これだけ高性能でしかも体に優しい自然素材の珪藻土。性能もさることながら、質感も風合いがあります。

壁紙では出せない塗り壁の凹凸感はなんとも素敵です。

 
左官職人の技で、二つとない表情を生み出します。一般的なビニールクロスの仕上がりはどうしてものっぺりした印象や、少しテカっとした仕上がりになりがちですが、左官材ならではの立体感としっとりとした仕上がりに心安らぎます。

そして、丸みを出せるというのも塗り壁ならではです。
こちらは階段の壁に丸みをつけました。

お気に入りの小物も優しく演出してくれます。

カラーバリエーションも豊富です。
白色の他にも、少しピンクがかった桜色。

重厚感のある雰囲気に似合う、うすい緑色など。

リフォームの場合は、元々ある壁紙を剥がさずに上から塗ることができるので、思っている以上に大がかりな作業をせずに施工が可能です。

 ビフォア

アフター

 

このように、珪藻土は優れた性能とバラエティに富んだ施工性が魅力の自然素材の一つなのです。

 

ここで次に、よくあるご質問を元にもう少し珪藻土について掘り下げてみたいと思います。

 

ポロポロと剥がれ落ちてこないのか?

一昔前のじゅらく壁や土壁のイメージでこのようなご質問をよく受けますが、通常の生活をされている中で急にそのように剥がれてくると言ったことはございません。珪藻土の主原料自体には硬化性能はありませんが、私たちが使用する「北のやすらぎ」という珪藻土は自然素材の硬化剤を混ぜています。その硬化作用で壁に密着してくれますので剥がれのご心配はいりません。ただ、激しい衝撃などを与えるとどんな仕上げ材でも傷はつくもので、珪藻土の場合ですとそこからはがれやすくなる ということはもちろん考えられます。

 

珪藻土と漆喰は何が違うの?

まず、もちろんですが原料や成分が違います。漆喰の主成分は「消石灰」で、それ自体は吸水性などの性能がありますが、下地材の選別によってはその効果を十分に発揮できない場合もあります。そして珪藻土は珪藻の化石を原料としています。先ほどご紹介したように、珪藻特有の”多孔質”という性質が、下地材の影響を受けずに珪藻土単体でその性能を発揮してくれるため、私たちは珪藻土をリビングの標準仕様としてお薦めしているのです。

次に仕上がりの見た目が違います。コテの入れ方にもよりますが、漆喰は比較的ツルっと仕上げることができます。一方珪藻土はザラっとした質感に仕上がります。お部屋の雰囲気によって使い分けを楽しむのも一つかもしれません。

 

このような様々なメリットのある珪藻土ですが、全てのお部屋に使用するとコストもかかってきます。そこでジェニュインでは、基本は日常で家族が集まるリビングの壁に使用していただくことで、その性能を実感していただいております。私たちの使用している「北のやすらぎ」は数ある珪藻土の中でも特に高性能とされています。

ナチュラルな家に使用する自然素材 と一言にいっても、原料、成分にまでこだわって素材を厳選してこそ、本当に快適な家づくりができる というのがジェニュインの考えです。