本日はジェニュインで使用している塗料についてのご紹介です。
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オスモカラー
建具や腰壁などには、オスモカラーと呼ばれる自然塗料を主に採用しています。
オスモカラーとはオスモ&エーデル株式会社が取り扱う塗料で、自然の植物油(ひまわり油など)と植物性ワックス(カルナバワックスなど)をベースにした、ドイツ生まれの自然塗料です。その優れた性能は一般の方にも広まりつつありますが、こちらで詳しくご紹介したいと思います。
木材から始まった/ドイツオスモ社の生い立ち
後にオスモカラーを世に浸透させることになるドイツのオスモ社は、100年以上前の創業。高品質なフローリングなど、木の内・外装材のトップメーカーでした。その当時、塗料はメクレやハガレが起こるものが主流でした。それらのトラブルを無くすためオスモ社が独自に木に最適な塗料の開発部門を立ち上げたのが、オスモカラーの始まりなのです。木の会社が木のために開発した、生まれるべくして生まれた自然塗料だといえます。
自然塗料 とは
自然塗料とは天然素材を主成分としている塗料のことで、その名称は広く使われます。自然塗料だからと言って必ずしも人体に影響のないものばかりではありません。例えば塗面の仕上がりを良くする溶剤に有機溶剤(VOC)と呼ばれるものを使用している場合などは、シックハウスの原因となり得る物質が含まれているため、敏感な方はアレルギー症状が起こる可能性もあります。一方、オスモカラーに使われている植物油や顔料は、食品に使用されるものと同レベルの安全性があります。また溶剤も有害成分を除去したものを用いているので、その点でも安心です。
何と言っても魅力なのはその仕上がりの美しさ
木は私たちの肌と同じような構造を持ち、湿気の吸放出を繰り返し呼吸しています。オスモカラーはその肌に浸透して着色させるイメージ。ですので木の呼吸を妨げず、浸透した木の内側から保護します。強度が保たれるのはもちろん、塗膜をつくらないので木目がとてもきれいに現れます。また色によっても違った木目を表現することができます。
ハニー色塗装の例
ホワイト色塗装の例
実は高いコストパフォーマンス
植物油や顔料成分など主剤の比率が高いため、同量で一般的な塗料より2~3倍の広い面積の塗装が可能。更にシーラーなどの下塗りが不要なため、少ない塗装回数で美しく仕上がります。高価なイメージがあるオスモカラーですが、実は塗装面積や性能も加味するとコストパフォーマンスはとても高いと言えます。
例)玄関扉
これらの参考写真からもわかるように、木目をより美しく際立たせて発色してくれるのがオスモカラーの特徴です。そのため木本来の魅力を引き出し、ナチュラルな雰囲気を演出してくれます。木自体にはもちろん人や環境にも優しいオスモカラーは、私たちが建てるテイストの住宅には欠かせない素材の一つであると言えます。
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