ジェニュインでは、洗面化粧台の施工は二通り行います。一つは既製の洗面化粧台を据え付ける場合と、お好きなタイルや照明・シンク・水栓金具などパーツを組み合わせて洗面台を造り付ける場合です。それぞれの特徴としては、既製の洗面化粧台はやはり何といってもその使い勝手の良さです。
後ほど詳しく説明致します。一方造作洗面台は、好きなパーツをカスタムでき、自由に組み合わせることによって好みの空間に仕上げる事が出来る点が魅力です。
本日はそれぞれの施工事例をご紹介しながらその特徴をご説明したいと思います。
機能面で選ぶなら既製品洗面台
こちらはリクシル社「ピアラ」。キレイと使いやすさを追求した製品です。シンプルな形状のなかに、毎日の家事やお掃除をサポートする機能が充実しています。
大型洗面ボウル
使いやすさと広さを実現した新しいカタチの洗面ボウル。間口900mmのボウルは、バケツや洗面桶を置いたままでも作業スペースがある、たっぷり仕様です。
ボウル一体カウンター
ボウルの上までハイバックガードが立ち上がっているので、水はねしてもお掃除がカンタンです。右奥排水口などの使いやすいアイデアも満載です。
スマートポケット
鏡を見ながら、メイク小物を自然な動作でサッと取り出せるスマートポケット。散らかりがちなヘアピンや髪ゴムなどの小物をしまえるので、朝の忙しい時間にメイクをテキパキできるようになります。
お子様が中高生になられたときの事を考慮して、または衣類洗濯などの手洗い時に支障が無いようになどと言った理由で、洗面台は機能的なものにされたいという方にお選びいただいております。また、ガラスに曇り止めヒーターが付いているなど造作では容易にはできない機能が充実しています。
リクシル 洗面化粧台ピアラのページ
http://www.lixil.co.jp/products/powderroom/package/piara/index.html
洗面台下に小分けされた収納があるのも嬉しいですね。
お気に入りをカスタマイズできるのが魅力の造作洗面台
こちらはリフォームの例。
トップはシンプルな白のタイル仕上げです。洗面ボウルは少し深めのものを選びました。2ハンドルの水栓金具もかわいいです。収納扉も作り、ツマミ取っ手は白い陶器製に。全体的にナチュラルな雰囲気になるよう仕上げました。
こちらは医療用の大きいシンクをお施主様がご希望されましたのでそれに合わせて造り付けています。立上りのタイルもお施主様が見つけて来られたお気に入りのものを貼っています。
こちらは新築の例です。
洗面台メインのベージュのタイルは、それだけ見るととてもシンプルなデザインですが、同じテイストの壁紙や他のパーツとコーディネートすることで落着いた洗面室が完成しました。
洗面台下は、手前に洗濯物かごが置けるようにし、少し奥まったことろに棚を設けています。また洗濯機のサイズも事前に決まっていましたので、そのサイズに合わせて洗濯機上の棚までタイル仕上げで揃えることができました。
下の図面は施工前に仕上がりのイメージの食い違いが無いよう作成したものです。こちらは正面図と言って上の写真のように正面から見たものですが、このほかに断面図(垂直にスライスした図面)と平面図(上から見た図面)も合わせて作成し、全ての大きさのイメージをお客様にも立体的に把握していただきお互い共有する事で、完成時の「こんなはずじゃなかった・・」を防ぐことができます。
また、私たちがタイルを発注する際の平米数の確認にも役立ちます。この図面をふまえ多少変更した点もありますが、ほぼほぼ図面通りに仕上がっているのがお分かりいただけると思います。
このようにあらかじめ洗面室に置く家電のサイズや収納したいもののだいたいの大きさがわかっていれば、それに合わせたディテールを決めておくことができるのも造作洗面台の魅力です。
ですが、ここまで最初から置くもののサイズを決めていなくてももちろん構いません。お施主様にはあまり細かいことは気にせずにパーツの仕様決めなどを楽しんでいただければ、あとはこちらで詳細を決定し、これで良いですかという確認のみさせていただきます。これらの流れはお施主様のご希望次第です。
こちらはまさにそのような例です。
タイル、壁紙、照明などはお好みのものを選んでいただき、下はオープン棚ということだけ打合せで決まっていましたので、それらを組み合わせた図面を作成しご確認いただきました。
こちらもパーツ一つ一つはシンプルなものをお選びいただいています。とてもすっきりしていて飽きのこない空間に仕上がっています。
こちらは店舗の洗面台例です。
こちらのカウンターは清掃性を考慮しメラミン材で仕上げています。水栓金具はゴールドをお選びいただきました。こちらの店舗は子連れの奥様を意識した作りにしていますので、洗面室もゆったりお使いいただけるよう広めの作りになっています。
悩んだときはファーストインプレッションで決める
機能面をとって既製品にするのか、見た目をとって造作にするのか、実際施工するとなるととても悩むことになると思います。
新築工事のお客様には必ず設備メーカーのショールームで既製品の実物をご覧いただく機会を設けていますが、ショールームに行くと機能の紹介なども詳しく聞いていただけます。その時にこれがいい!と思われたときはその気持ちを大切にされた方が良いかなと思います。
造作がお好きな方は初めからぜったい造作!と決められている方が多いですし、同時にそのような方は既製品を見られても結局は造作を選ばれます。それはやはり普段から何となくこんな感じにしたい というイメージを持たれているからなのでしょう。
パーツ一つ一つを選んでいくという作業は、そういった小物類に興味がない方にとっては単なる負担にしかならないと思いますので、好きでない方にはお薦めできないかもしれません。(ただ、全てお任せします、というご依頼の場合は別です。)
どちらにせよ、最初に感じた「これがいい」という印象で決められると後悔が少ないのではないかと思います。どちらもそれぞれの良さがありますので、使い慣れればきっと気に入っていただけるはずです。
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